名優の演出家妻、夫の誕生日に死去 6歳年上、36年間連れ添う才能あふれるオシドリ夫婦
俳優マーク・ライランスの妻で、演出家や作曲家として活躍していたクレア・ヴァン・カンペンさんが、かねてより患っていたがんのため、マークの65歳の誕生日である18日にドイツのカッセルで死去した。71歳。
遺族は発表した声明の中、故人について「知る中で最も面白く、影響力のある女性」と振り返った。
ロンドンの王立音楽大学で学んだ後、1986年に劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団、その翌年には国立劇場へと活動の場を移し、マークも所属していたグローブ座で活躍した。
1989年に結婚したマークが主役を演じたクレアによる舞台『ファリネリ・アンド・ザ・キング』では、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞にもノミネートされている。