「アニー・ホール」出演のトニー・ロバーツさんが死去 85歳 肺がんの合併症で
米俳優トニー・ロバーツさんが死去した。85歳だった。『アニー・ホール』などウディ・アレン監督作品で知られ、ブロードウェイの舞台でも活躍したトニーさんが肺がんの合併症により7日(金)に帰らぬ人となったことを娘のニコル・バーリーさんがニューヨーク・タイムズ紙に伝えた。
トニーさんは、映画に続き舞台化作品にも出演したジュリー・アンドリュースと1995年の『ビクター/ビクトリア』で共演したほか、2007年の『ザナドゥ』、2009年の『ロイヤル・ファミリー』など数々のブロードウェイ作品に出演、『ハウ・ナウ・ダウ・ジョーンズ』と『プレイ・イット・アゲイン・サム』ではトニー賞にノミネートされた。
また2000年には、チャールズ・ブッシュのコメディ作『ザ・テイル・オブ・ザ・アラジスツ・ワイフ』で主人公の夫を演じ、大成功を収めた。
トニーさんがアレン監督と出会ったのは、ロバート・レッドフォードの代役を務めた『ベアフット・イン・ザ・パーク』の舞台裏で、その後公私共に親交を深め同監督の一連の作品に出演、代表作の一つである『アニー・ホール』では、アルビー・シンガーの親友ロブ役を演じた。