笑福亭仁鶴さん逝く…上方落語を全国に知らしめたパイオニア
落語家の笑福亭仁鶴さんが亡くなりました。高座に上がりながらテレビ、ラジオ、ドラマ、映画、舞台などで才能を発揮。上方落語の存在を全国に知らしめたパイオニアとして、その功績は計り知れません。
公開日:2021.8.30
上方落語の功労者が…
落語家の笑福亭仁鶴(本名岡本武士=おかもと・たけし)さんが骨髄異形成症候群のため17日に大阪府内の自宅で亡くなっていたことが20日、分かった。84歳。大阪市生野区出身。
笑福亭仁鶴さん逝く 上方落語を全国に知らしめたパイオニア テレビ界でも人気者に
所属の吉本興業によると、仁鶴さんは17年に体調を崩して以降も入院することはなく、自宅で療養を続けていた。亡くなる前日まで元気で、2日前には一番弟子の笑福亭仁智(69)の訪問を受けて2時間ほど話をしていたという。17日に体調が急変し、大阪府内の自宅で亡くなった。
笑福亭仁鶴さん逝く 上方落語を全国に知らしめたパイオニア テレビ界でも人気者に
上方落語の発展に尽力しながら電波でも人気者。昭和、平成、令和を通じて現在のお笑い界のロールモデルを築いた功績は計り知れない。
笑福亭仁鶴さん逝く 上方落語を全国に知らしめたパイオニア テレビ界でも人気者に
「一時代が去って行った感じ」
タレントの明石家さんま(66)が21日、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。
さんま 仁鶴さん「売れたきっかけ」 「ピンであれだけの爆笑とる人出て来ない」
「いまの吉本を創ったといってもええぐらいすごい人。やすきよ、三枝、仁鶴という人が引っ張って。アイドル的人気で仁鶴師匠が出て来たら、天井落ちるんちゃうかなと思うぐらい沸く。いまのNGKが。ピンであれだけの大爆笑とる人は出て来ないと思う」
さんま 仁鶴さん「売れたきっかけ」 「ピンであれだけの爆笑とる人出て来ない」
「テレビ的には文枝師匠が僕を育てたみたいになってて、現にそうなんですけど、『仁鶴師匠の三段跳びで鍛えられて、前説で会社に認められてあいつら売り出そうとなったから本当は仁鶴師匠のおかげなんです』と伝えたら、『覚えてくれてたか』と言われてうれしかったのを覚えていますね」
さんま 仁鶴さん「売れたきっかけ」 「ピンであれだけの爆笑とる人出て来ない」
俳優の佐藤二朗が20日、ツイッターを更新。
佐藤二朗、仁鶴さんを悼む 仁鶴さん50周年記念ドラマで脚本&出演