ももクロ玉井詩織“爆釣”先陣星 デイリー社員と“異種格闘”だゼ~ット!

5月17日に結成10周年を迎える4人組女性アイドルグループ、ももいろクローバーZが、創刊70周年のデイリースポーツと夢のコラボ企画を行うことになった。メンバー1人ずつがデイリー社員と対決していく、題して「ももクロ×デイリー 炎の五番勝負」。第1弾は、ももクロ一の“釣り師”玉井詩織(22)と杉村峰達レジャー芸能デスク(45)による“釣り対決”。海上での熱いガチンコバトル、ドラマチックな展開に、勝利の女神がほほ笑んだのは-。

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 ももクロ10周年とデイリー70周年。節目を飾る両者が激突することになった。

 その第1弾の対戦相手に、デイリーが指名したのが「黄色を見ると、猛虎魂に火が付く」とイエローがイメージカラーの玉井だ。ももクロは「それなら釣りで勝負だ!」と、競技を指定した。「ももクロの若大将」がキャッチフレーズ。元祖若大将の歌手・加山雄三からも公認される海の女で釣り好きという。デイリーはフィッシング面も担当する杉村芸能デスクが名乗りを上げた。

 決戦の日。午前7時に東京・大森のデイリー指定船宿「まる八」に姿を見せた。玉井が黄色のジャケットで決め「いいか、お前ら~」とコンサートで見せるあおりで威嚇。杉村は阪神のキャップに全身ブラック。虎党デイリーらしい黄黒の両雄が、にらみ合った。

 この日狙うのはアジ。勝敗は一番大きい1匹の大きさで決定する。サイズが同じ場合は、釣れた数が多い方が勝ちとした。

 船でポイントまで約40分の移動中から事態が動いた。高い波に揺れる船内で杉村が船酔いに。不健康な夜型生活の影響か。対する玉井は「睡眠時間は3時間でーす」と話しながら、スマホをいじり、スタッフとワイワイ。「やっぱり刺し身?フライもいいよね~」と、すでに釣果の調理方法を相談する余裕ぶり。

 午前8時30分、ポイントに到着すると、横浜ベイブリッジを頭上に臨む最高の景色に目もくれず、準備に入る両者。釣り方はビシ釣りだが、玉井はグロテスクなイワシのミンチやムカデのようなエサも「ぜーんぜん平気」と難なくつかむ。

 船長の号令で第1投。早速、当たりが来たのは杉村だったが、引き上げ寸前でバラしてしまう痛恨…。玉井は「イエーイッ!」。船長は「アジは口が切れやすいから、慎重に巻き上げないと!」と叱咤(しった)した。

 玉井にもすぐに当たりが来た。敵の失態を教訓に慎重に巻き上げ、見事に22センチの丸々としたアジをゲット。「釣ったどー!」と雄叫びを上げると、スタッフが「タマちゃん、バンザイ!」。中立のはずの船長やデイリー村中カメラマンまでが、手をたたいて喜んだ。キュートなスマイルに船内全員が玉井応援団と化していた。

 その後も玉井は快釣、爆釣。わずか20分で7匹を釣り上げた。船長は「あの子うまいね。竿のしゃくり方が堂に入ってる。その後、竿を止めて我慢できるのもいい」と感心しきりだ。

 その言葉を聞いた玉井は「私、10年で大人になりました。“待てる女”なんです」とニンマリ。結成当時からの自身の成長について「最初のころは、何も考えずにはしゃいだり、つらいことがあったらすぐ泣いたり。末っ子キャラで甘えられていた。でも今は色んなことを考えられるようになった」と話した。考えた末に待てるようになった、というわけか。「対するデイリーは竿を動かしすぎだね」とあきれ顔の船長。待てない45歳。いまだ2匹…。

 そんなこんなで、約2時間。玉井は納竿直前に良型のイシモチのダブルで締めくくり、アジ12匹、イシモチ7匹をゲット。杉村のアジ7、イシモチ4と数では圧勝した。しかし勝敗を決めるのはサイズ。「1匹大きいの釣ったから大丈夫」と不敵に笑う杉村に、玉井は心配顔。果たして陸(おか)に上がって計測すると、なんと、ピッタリ同じ25センチ。というわけで、数で上回った玉井の勝ちとなった。

 「よかったぁ。五番勝負、負けるのは嫌だもん。初戦に勝って勢いをつけたかったのでうれしい!」と玉井。4人の命運を担う重責を背負って「絶対に負けられない戦い」に、勝利した笑顔は、海の光にキラキラ輝いていた。

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