クリスマス本番のお試し版として早々と発売されたミニサイズのクリスマスケーキがSNS上で話題になっている。

北海道を中心に1100店舗以上を展開するコンビニ、セイコーマートが販売したのは、1カット300円ほどで楽しめるミニサイズのクリスマスケーキ。生クリーム、チョコレート、バタークリームなど複数のクリスマスケーキを本番前に食べ比べ、一番お気に入りのクリスマスケーキを選ぶことができるというわけだ。2010年の「スカスカおせち事件」のように、注文したケーキが写真よりショボい！思った味と違う！などの問題も解消する画期的な試みだ。株式会社セイコーマートの三浦公裕さんに話を聞いた。

ーーミニサイズ販売の理由は？

三浦：セイコーマートのクリスマスケーキをより知ってもらう機会として、買いやすい価格でまず味を知ってもらおう！と考え販売を始めたんです。店頭での試食を行っていたのですが、いつでもお試しできて、気軽に、となると全てのお客様に提供するのは難しいです。試行錯誤を行う上で、ミニサイズを販売するというアイデアに至り販売を開始しました。その後コロナになり、店頭での試食の機会が全く無くなった際にさらにミニケーキのラインナップを充実させました。

ーー工夫したところは？

三浦：味のポイントやトッピング等の見た目です。実際のケーキの特徴を活かし、お客様がホールケーキの状態をイメージしやすいように工夫して作っています。

ーーミニサイズを販売して意外だったことは？

三浦：2種類の北海道産バターを使用したバタークリームケーキが大人気で、予想外に沢山売れて驚きました。北海道をメインに展開する弊社ならではのケーキなので嬉しいです。

ーーお試し版ならではの楽しみ方は？

三浦：是非いくつかの種類食べた上で、お気に入りのクリスマスのケーキを決めていただきたいです。今後もお客様に喜んでいただけるような斬新な試みを続けていきますので、デザートの売場に限らず、セイコーマート全体にご注目いただきたいです。

　　◇　◇

SNSでは、「頭いい！」「ミニサイズの売れ行きで見通しが立てられる？優秀な軍師がいそう」「西日本にも進出して！」「他のコンビニも真似してほしい」など作戦を称賛する声が多数寄せられた。絶対に失敗したくないクリスマスケーキ。全種類制覇し、ナンバーワンのケーキを選んで年末を飾りたい。

（よろず～ニュース特約・ゆきほ）