小沢一郎氏「そんなことより」発言釈明の高市首相に苦言「詭弁を弄し、嘘と言い訳ばかり」麻生氏も批判

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が4日、公式X(旧ツイッター)を更新。物議を醸した自身の「そんなことより」発言に対する高市早苗首相の釈明や、台湾有事を巡る同首相の国会答弁を容認する自民党の麻生太郎副総裁の姿勢に対して連続投稿で批判を繰り広げた。

 高市首相は11月の党首討論で立憲民主党・野田佳彦代表に「企業・団体献金の規制」について問われた際に「そんなことより、定数の削減をやりましょうよ」と述べ、物議を醸した。3日の参院本会議で、この「そんなこと」という言葉に対して立憲民主党の吉田忠智氏が「政治資金問題を軽視しているのではないか」と指摘し、高市首相は「話題を転換する際に申し上げた。優先度合いを示す趣旨ではない」と釈明した。

 それを受け、小沢氏は4日に更新したXで「詭弁を弄し、嘘と言い訳ばかりの、この13年の自民党政治そのもの。自民党は誰がやっても変わらない。皆がいい加減、目を覚まさないと、この国もまた変わらない」と苦言を呈した。

 さらに、小沢氏は連続ポスト。麻生氏が3日に行われた都内の会合で、台湾有事を巡る高市首相の国会答弁について「中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい。今まで通りのことを具体的に言っただけで何が悪いのかという態度で臨んでおり、大変喜ばしい」という肯定的な認識を示したことを問題視した。

 小沢氏は「麻生氏、台湾有事答弁問題なし 首相対応を評価」という記事の見出しを引用し、「いつでも愚かな政治の犠牲となるは若者、そして市井の人々。驕り高ぶる自民党に、その自覚はあるのか?」と問うた。

 この「台湾有事答弁問題」に関し、小沢氏は3日付Xで、中国とロシアの高官が会談の中で「日本の軍国主義の復活に断固反撃」と対抗姿勢を鮮明にしたという報道を引用し、「総理自ら火種を作り、軽く見て広げ、我が国の安全保障環境を日に日に悪化させている。米国も韓国も静観の構え。これで軍拡というなら正に悪循環。」と指摘。「高市総理はこれからどうするつもりなのか?」と危惧していた。

(よろず~ニュース編集部)

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