「ライブ力」アップに取り組む1年
誕生日を迎えた9日、1年間限定のソロプロジェクト「ROCK TO YOU」を発表させていただきました。ソロツアーや、初のソロアルバムなどいろいろ挑戦していくプロジェクトとなります。
発端となったのは、グループとしての20周年も終わり、今年はメンバーそれぞれが映画や舞台などでスキルアップの時間として動く中、自分には何ができるかなと思ったこと。やりたいことを考えた時、僕にとってはライブだったんでライブをやろうと思ったのがきっかけでしたね。
このプロジェクトに対して「武者修行」という表現を使ったのは、自分のライブスキルを上げたいという思いから。バンドもやるSUPER EIGHTの中で、パーカッションやトランペットに取り組んできた僕は、ギターにおいて他のメンバーに比べて日が浅い。その中で、ギターボーカルというものの難しさをこの4年ですごい感じていたんです。ヤス(安田章大)やマル(丸山隆平)が楽器を持ちながら歌うのは、どんだけすごいことなのかと身に感じていた。楽器を始めた人間にとっては誰もが通る道なのかもしれないですが、ライブのリハ中などにヤスと「難しいなぁ~」とか話していました。
もっと言うと4人全員すごくて、あれだけのリズムを刻みながら歌う。個人的に思うところがあって、僕はそのスキルを上げないといけないと考えました。この1年での活動というのは点数を付けられるものではないですが、自分なりに「ライブ力」というものを付けたいなと思います。
ソロアルバムのリード曲「ロックスター」では、説明するのが難しい感覚を歌詞にぶつけたのですが、まず「ロック」という定義が難しい。僕の中では漠然とした「かっこいいもの」「かっこいい人」というか。かっこいいライブをするような人間になりたいという思いをぶつけた一曲なのかもしれません。ある意味では、それがこのプロジェクトのすべてなのかもしれません。MVも完成しましたが、生音でみなさんに届ける日に向けて練習を重ねています。
また、Amazonオリジナルドラマ「私の夫と結婚して」への出演も発表されました。韓国のウェブ小説が原作で、昨年実写化された韓国版とは異なる部分も多々ありますが、僕としては、監督を信じてやるだけでした。韓国の監督さんで、テストをしないでいきなり本番、といったように撮影スタイルも違いましたが、すてきな方で刺激的な毎日でした。完成は僕も楽しみですけど、楽しみ半分、どうなんねやろっていう複雑な感情。ただ作品のパワーがすごい。役者・スタッフ一同むちゃくちゃ頑張っていたので、たくさんの人たちに見てもらいたいです。
この1年は、まだまだ自分なりに仕掛けて、いろんなことをやろうと思っています。挑戦ごとがこれからも続くと思いますので、楽しみに待っていてください。
