多くの“繋がり”のおかげで自信のソロアルバム完成
9日に初のソロアルバム「ROCK TO YOU」が発売されました。今回は、このアルバム制作についてのお話をさせていただければと思います。リリースから少し時間がたちましたが、周囲にいるスタッフからは「本当に良いアルバムができましたね」と言ってもらいまして、その言葉は本当に自信になりました。やはり自分が良いと思って作ってきたものなのですが、実際に聞いた人がどう思うか、こればっかりはわからなかった。近しい周囲の人の声になりますが、それでもうれしかったです。
多くの方に力をいただいてできたアルバムで、一緒に作ったミュージシャンやレコード会社の方から「楽しかった」と言ってもらったのが一番うれしかった。僕自身、制作に携わってくれたPeachくん、大西(省吾)くん、(中山)浩佑くん、サトくん(村上サトシ)、(渋谷)すばるはやっぱりすごいと思ったんですけど、皆さんから「この歌詞があるからこのメロディーが出たんですよ」という声は、本当にありがたい言葉でした。
通常盤のボーナストラックでカバーしているAぇ! groupの「神様のバカヤロー」も、僕にとっては特別な曲です。もちろん彼らにとっても特別な曲なのでメンバー5人全員に「これ、音源化していないけど、俺がやってもいいかな?あかんかったら教えて」と確認しました。1人でもノーというのならば絶対にやらないから、気をつかわず教えてほしいとも話しました。彼らも喜んでくれ、14日に放送された「with MUSIC」では共にステージに立ちました。彼らのデビュー前から関わらせてもらった僕としては、客席から見ていた時に比べてはるかに大きくなっていると思い、特別な時間、ぜいたくな時間でした。僕にとっての一生の思い出になっている。走馬灯のように、死ぬ間際は出てくると思います。それだけ大きな出来事でした。
また「繋がる」という曲でコラボした渋谷すばるについて。もともとメンバーでもありましたけど、個人的には友だちやっていうのが大きいかな。同い年ですしね。一緒に曲を作るという判断はともかく、僕だけの力では実現できなかったので。周りにいるスタッフ、お互いのレコード会社の方々といろんな人が動いてくれて形にすることができました。僕としては、本当に歌詞にすべてを詰め込んだので、あとはこの曲がどう育っていくのかということかな。
1年限定のソロプロジェクトの一環として制作させてもらったアルバムができましたが、個人的には、まだスタートラインにもたっていない感覚。7月から始まるツアーに関して、1人でやるという不安ももちろんあります。やっぱり5人で歌っていると心強い部分もあるので、気持ちは全然違います。今回作った楽曲たちをお客さんがどう育てていってくれて、1年が終わった時にどう感じるのか、楽しみにしています。
