「僕が走ることで」感じて欲しい児童養護施設の現状

 先月の末からソロツアーが始まりました。先月のコラムでもお伝えしました通り、始まるのが楽しみなツアーだったんですが、実際に始まってみて感じることは幸せですね。ライブハウス特有のものなのかなと思いますが、会場の熱気をすごく感じて、その熱さでテンションもあげられるなあと思っています。

 もちろん、お客さんの反応もダイレクトに感じます。一人一人がすごい声を出してくれているのも分かる。一対一で挑んでくれているなという感覚で、一緒に歌ってくれたり、レスポンスがあったり。自分なりに歌詞へ乗せた思いのようなものが届いているのかなと思えるようになりました。

 まさか自分がバンドスタイルでライブハウスをまわっているなんて思ってもみなかった。40歳を超えて、ギターを始めて良かったなとホンマに感じています。ツアーをまわっている今は、楽しいなという思いでいっぱいですね。

 SUPER EIGHTとしても、11月26~28日の日本武道館ライブが発表されました。これまでいろいろなステージに立たせてもらってきていますが、武道館は初めて立つのでそこの楽しみがあります。バンドの聖地と呼ばれるところで、僕らがどうパフォーマンスができるのか。これだけ年次を重ね、いろんな経験をさせてもらえていますが、新しいことはすごく刺激を受けます。常日頃より言っていることですが、やったことがないことをやらせてもらえることに感謝。できるだけ多くの方に見てほしいなと思います。

 さて、24時間テレビのチャリティーマラソンのスタートも近づいてきました。実は練習が始まった最初のころ、マラソン用の靴なんて持っていなかったのでバッシュ(バスケット用のシューズ)で走っていたんです。そしたら「ランニングシューズで走ってみてください」と言われて、走ったらめっちゃ走りやすくて…。そんなこと知らなかったんですが、今はいいなぁって思いながらやっています。

 また練習と並行して、いくつかの児童養護施設に訪れる機会もありました。施設の方や子どもたちからは「頑張ってね」、「絶対にテレビ見るよ」という声をいただきました。放送もあるので事細かに伝えることはできませんが、やっぱりいろいろなものが足りていない現状というのが事実。施設に行かせたくとも、行かせられない理由がある家庭もあることもあらためて感じました。

 だからまずはそんな状況を知ってもらうことが大事。僕が走ることでそれを感じとってもらえるならば、僕もありがたい、ランナーをやって良かったなと思えるんだろうと感じています。

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