ソロツアーもマラソンも完走、感謝が尽きません

 7月に始まったソロツアーが終了しました。いろいろなスケジュールが詰まっている中、無事にケガなく完走できたことにホッとしています。

 感じたのは、ライブハウス好きやなと。すごい幸せな空間で一体感があるんです。僕はソロでのバンド形式でしたが、特別な空気が流れていて、もうたまらなかった。生きているってこういうことやなと思いました。札幌でのBBQイベントでは喜んでくださるファンの皆さんの顔が見られてうれしかったです。同時に皆さんの生の声を聞くこともできて僕も楽しかった。

 すべての公演が思い出として刻まれていますが、オカンの思い出があった青森でもう一度やれたのは大きかった。8月23日の公演は、開演前にオカンの死を知った15年前以来の青森公演でした。同じ会場だったので、こんな廊下やったなとか、ここにおったなとか当時のことが思い出されて。ステージはもちろんですけど、楽屋とかの方が鮮明に覚えていました。

 ただ、オカンのことは僕の中ではきちんと消化している部分もあって。ライブ中にも話したのですが、いなくなってしまったけど“いてくれた”と思えている。青森公演ではオカンを思い出して歌えなくなった瞬間もありましたけど、それも俺やし、と思えるようになった。特別な公演、ライブになりました。

 また、チャリティーランナーをつとめた「24時間テレビ」では、たくさんの応援を本当にありがとうございました。沿道からの「頑張れ」や、終わった後の「お疲れさま」も、僕の人生であれだけ言ってもらえることもない。一生忘れないと思います。正直、プレッシャーも感じて、走り出してホンマにゴールできるのかとも思いました。

 ただ、オンエアでは繰り返していた「絶対にゴールする」の言葉は自分に言い聞かせていた。僕が走ることで少しでも救われる子どもたちがいる。だから、終わった今振り返ると、こんなありがたい、幸せなことはない。大役を任せていただいて感謝しかありません。もともとそういう人間だったんですけど、やったらやれるんやな、大抵のことは乗り越えられるんだとより深く思えるようになりました。

 ソロツアーもマラソンにも共通しますが、支えてもらったことへの感謝が尽きません。ツアー中は体調面で大丈夫かな?と思うことも正直ありましたが、バンドメンバーやスタッフたちに支えてもらった。マラソンでは日テレチーム、マラソンチーム、マネジャーなど一丸になってやれたのが走り切れた大きな理由。どちらも、ホンマに僕1人では無理でした。

 さて、22日にはSUPER EIGHTの全国CDデビューの日を迎え、グループとして11月の武道館ライブに向かっています。この夏の経験を経て、そこで自分がどう表現できるのか楽しみです。

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