「絶対零度」つなぐパイプのような存在になれれば

 10月は演技のお仕事や24時間マラソン関連、音楽活動などさまざまな経験をさせてもらいました。6日からは「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」がスタートしました。長く出演させてもらっているシリーズではありますが、主演の方によってカラーが異なる作品だなと感じています。主役の方で現場の雰囲気も、芝居のリズムも変わってくる。上戸彩さんとはわずかな共演でしたが、沢村一樹さんに今回の沢口靖子さんと真ん中にいる俳優さんそれぞれの「絶対零度」がある。僕はその中で作品をつなぐパイプのような存在になれればと思っています。

 27日放送の第4話ではアクションシーンもありました。アクションは、緊張感があって良いですよね。もちろん自分もケガする可能性があるし、実際に痛い。でもそれが映像になってかっこよくなっていたら良かったなと思っています。

 演技のお仕事で言うもうひとつ。11月にはABEMAオリジナルドラマ「スキャンダルイブ」にも出演します。どこまでがフィクションで、どっからがノンフィクションなのかと気になると思うんですよね。そこのハラハラ感がこの作品の面白いのではないでしょうか。演じている僕からすると、そもそものお話自体がスリリングなせめぎ合いやったので、演技の上でも駆け引きみたいなものが多く、すごくぜいたくな時間でした。

 また先日、マラソンランナーをつとめた24時間テレビでの完走報告もかねて児童養護施設に再訪させていただきました。「お帰りなさい」「ありがとうございます」「勇気をもらいました」という声もいただきましたが「いやいやそれは俺の方やし」と心から思いました。走る意味というのを僕はあの場所で見いだした。本当に完走できて良かった。

 芸能活動というくくりだけでなく、人生で一度あるかないかの経験をさせてもらえた。それがありがたいですね。僕は走っただけ。走ることはもちろん大変でしたが、動いたのは募金活動をしてくださった皆さんです。見ている視聴者の人のみなさんから「ありがとうございます」の声は本当にうれしいんですが、不思議な感じ。募金額も皆さんからすごい寄付をいただいたので、それをどう使うか。精査しながら、形になるように進めていきたいとあらためて感じました。

 そして、12日にはWEST.のフェス「WESSION FESTIVAL 2025」のオープニングに出演しました。ホンマにWEST.の先輩で良かったなと思いました。彼らの背中が大きかったし、人柄によってアーティストが集まっている。ただただすごいなと思った。フェス向きやなというか、お客さんの心をつかむのがすごい。オーディエンスを巻き込む力みたいなものがあるなと。毎年こんなんやってほしいなと思えるほど、WEST.にはあのフェスがあっていましたと感じました。

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