人生の中でもやり尽くした夏でした

 急に寒くなってきましたが、皆さんお元気ですか?僕は変わらず元気です。17日にソロツアー「ROCK TO YOU LIVE TOUR」のブルーレイ発売が発表されました。僕にとっては、バンドでのライブハウスツアーというのはもちろん初めてで。5年前だったら考えられへんかった景色を見ることができたのですが、それを形に残せるのは、皆さんのお力添えがあってこそです。

 僕にとっても特別なツアーとなりましたが、もっと言えば、この夏はめちゃくちゃ濃かった夏だった。濃厚すぎたので一瞬で過ぎて、ホンマに僕の人生であったことなんかなって。もちろん、ちゃんとやったのは分かっているんですが、どこか夢物語というか。寒くなってきたからなのか、喪失感みたいのが一気に出てきてます。人生100年と言われるけど、僕が死ぬときに絶対に走馬灯で出てくる景色の一つだろうと。それぐらいやり尽くした夏でした。人生の中でもターニングポイントになった体験を一緒に共有してもらえたのは感謝しかないです。

 19日からはABEMAオリジナルドラマ「スキャンダルイブ」の配信も始まりました。物語のドキドキ感やスピード感などを楽しんでくれている方もいらっしゃるみたいですが、それは制作の皆さんの技量であり、役者の皆さんのせりふまわしがあってこそ。物語はここから盛り上がっていきます。僕もフィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなることもありますが…ちゃんとフィクションです。

 題材である「スキャンダル」については、配信直前イベントでも話しましたけど、人としてちゃんと生きていれば大丈夫やと。僕らは表に立っていますけど、これはどの社会でも一緒。人を傷つけずに、まっとうに生きていれば大丈夫だというのが僕の考えですね。

 さて、このコラムが掲載されるのは武道館ライブの千秋楽です。もちろん内容についてここで書くことはできないのですが、準備段階の話で言うと、楽器練習を積み、リハで合わせていくと、あらためて「演奏しながら歌うのってむずいな」とみんなで言っています。でもやっぱり20年やってきているし、いろいろ修正する能力も高い。ブラッシュアップしながら本番に向かっていく力があるなと感じました。

 僕にとってはソロプロジェクトを経てのライブですが、5人やから楽というわけでもなく、5人でやっているとその分、楽器を合わせるのも大変。一方で、1人だとボーカルが大変です。1人だとMCもせなあかんし、流れも自分で作らないとあかんけど、5人のMCでは5人のライブ感で作るので計算ができない。どっちも難しくて、でもどっちも楽しい。そんな風に感じています。

 難しいことを、楽しみながらやれているという感覚はみんな一緒で、5人が同じベクトルを向いているからやれているんやなと思っています。

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