【札幌記念】ジャックドール充電完了 伸びしろ十分 春の雪辱果たす

 「札幌記念・G2」(21日、札幌)

 充電は完了した。大阪杯5着以来となるジャックドールが始動戦を迎える。パートナーの藤岡佑は「秋に向けての初戦としてはフレッシュでいい状態です」と好感触。力を出せる状態にある。

 金鯱賞を1分57秒2のレコードタイムでV。続く大阪杯でも期待されたが5着に敗れた。鞍上は「大阪杯に出走するために、白富士Sと金鯱賞は落とせないレースでした」と振り返る。G1に出走するためには賞金を加算しなければならない。絶対に負けられない戦いが続き、大一番は心身ともにギリギリの状態で臨んだという。それでも「レース間隔が詰まり、しんどい中でも頑張ってくれました」と前を向く。5着でも悲観はしていない。

 今回は同型のパンサラッサがおり、難しい競馬が予想される。藤岡佑は「ストライドを縮めずに同じピッチで走ることができる。この馬の特徴を邪魔しない形でレースをしたいです」と実戦をイメージする。大事なのはポジションではなく、パートナーとの呼吸。逃げなくても力は引き出せると想定している。

 「本当に良くなるのは秋から思っていたし、伸びしろを感じます」と鞍上。G1の舞台で春のリベンジを果たすためにも、ここでぶざまな姿は見せられない。

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