【札幌記念】ハヤヤッコ、キャリア武器に2戦連続金星狙う ソダシとJRA初白毛馬対決

 「札幌記念・G2」(21日、札幌)

 日本で初めて白毛の競走馬として認定されたのが79年生まれのハクタイユー。それから43年の時を経て、今年の札幌記念では、条件戦も含めJRA史上初となる白毛馬対決が実現する。白毛馬初のG1馬ソダシVS白毛馬初の芝&ダート重賞制覇のハヤヤッコ。真夏の頂上決戦という大きな舞台で、いとこ同士が激突する。

 先輩の意地を見せる。函館記念を制したハヤヤッコが重賞連勝を狙う。19年レパードSで白毛馬として初となるJRA重賞制覇を成し遂げ、競馬の歴史に新たな1ページを刻んだ。そして函館記念では、またも史上初となる白毛馬による芝&ダート重賞制覇を達成した。

 田村助手は「前走は馬場状態が大きかったですね」と振り返る。発表こそ重だったが、雨をたっぷり含んだ洋芝は想像以上にタフな馬場となり、スタミナを削り合う消耗戦となった。「ダートでは砂をかぶってもへっちゃらだったし、これまで厳しい競馬をした経験値がありましたからね」と勝因を分析。さらに「年を取ってきてズルいところを出さないようになり、一生懸命に走ってくれます」とうなずく。最後まで諦めない強い気持ちが勝利につながった。

 今年の札幌記念は強力な逃げ馬がそろい、再びハードな競馬になる可能性が高い。そんな時に生きるのが、これまで踏んできた場数。ソダシにはない豊富なキャリアを武器に、2戦続けての金星を狙う。

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