【北九州記念】シンシティ 千二でも激走 木原師&富田が師弟コンビ重賞V狙う

 「北九州記念・G3」(21日、小倉)

 快速自慢に真っ向勝負だ。初芝だった2走前の韋駄天Sで3着に入ったシンシティは、続く前走のアイビスサマーダッシュでも0秒1差の2着に健闘。好走した芝2戦が“千直”で、4勝中2勝がダートの1000メートルだけに距離延長が課題だが、陣営は色気十分だ。

 木原師は「芝でも2回使って掲示板を外していないし、1000メートルなら重賞でも通用するところは見せてくれたね」と芝での2戦を評価。「今回は1F延びてどれだけやれるのか、試金石の一戦だと思っています。楽な流れにはならないと思うけど、楽しみを持ってますよ」と期待する。

 富田と師弟コンビでの重賞Vも懸かる一戦。師は「乗り方に関しては言うことはないかな。一番分かってると思うしね」と弟子の手綱さばきを信頼する。

 「ダッシュ力と二の脚の速さがこの馬の強み。疲れも全然ないし、状態に大きな変わりはない。斤量(53キロ)も想定通り。スタートを決めて、どこまで踏ん張れるかでしょう」

 全16勝をダートで記録した父サウスヴィグラスの産駒が芝重賞を勝てば史上初。未知の魅力を秘めた5歳牝馬が、頼れる相棒とともに、夏のスプリント女王に名乗りを上げる。

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