塩崎桐加 長男描いたヘルメットで大舞台へ
【第99回】塩崎桐加(28)=三重・105期=
塩崎のヘルメットにはかわいく笑う男の子の顔が描かれている。「3歳半になる長男なんです。今は怪獣のように家で暴れてますが(笑)、家にいられる時が普通より少ないので、一緒にいる時は全力で遊んでます。ヘルメットのデザインは10カ月くらいの時の写真を元にして作ってもらいました」とママの顔に戻り満面の笑み。
今回のヘルメットは産休から復帰して1年で交換となり、今までとはデザインを一新。「今回初めて子供の写真を入れたんですが、ヘルメットは球体だし、なかなか難しかったみたいです。でもすごく上手に作ってくれたと思います。旦那(石塚裕介)も同じところで作っていますが、名前も入れてません。恥ずかしいみたいですよ」と出来栄えには大満足のようだ。
積極果敢なレースでファンを魅了している彼女だが「自分は緊張しいなんです」とは意外な一言。「レース前はいろいろと考えてしまうので、本番控室ではヘルメットの子供の顔を見て気持ちを落ち着かせています」と子供からもパワーをもらいレースに臨んでいるようだ。
実力は間違いなくトップクラスの塩崎。今年こそ年末の12人入りの期待が懸かる。「昨年はいいところまで行きながら、失敗もしたが、いい経験もたくさんできた。悪いエンジンでもレースができたし、今年は去年の経験を生かして優勝回数も増やしたい。目指すところはひとつ(クイーンズクライマックス)だし目標をクリアできるように頑張りたい」と年末の大舞台を目指して突き進んで行く。