【競輪】デビュー2年目でのGP出場へ大注目の山口拳矢

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 今年のG1開催も残すは寛仁親王牌(10月21~24日・弥彦)と競輪祭(11月18日~23日・小倉)の2つとなった。KEIRINグランプリ2021(12月30日・静岡)への出場を懸けた争いもクライマックスを迎えようとしている。

 すでに出場を確定させているのが今年のG1を制覇した郡司浩平(神奈川)、松浦悠士(広島)、宿口陽一(埼玉)、古性優作(大阪)の4人。残った2つのG1をこの4人以外が勝てば、残る椅子は3つとなる。

 残った出場枠は獲得賞金ランキングでの争いとなる。ここで大注目なのが現在8位に付けている山口拳矢(岐阜)。昨年デビューしたばかりとはいえ、強烈なスピードを武器にビッグレースでも存在感を発揮。9月のG2・共同通信社杯(岐阜)を制して、デビュー後最速G2優勝記録を更新。賞金も大きく上積みして、一気にグランプリ出場が狙える位置に浮上してきた。「やっとスタートに立ったじゃないですけど、いい勝負ができるところまできたかなと思います。年末まで気を抜かずにいきたい」とレース後にはグランプリ出場へ本格的に意欲を燃やしていた。

 山口も残る2つのG1に出場を予定している。もちろん賞金争いも大事だが、共同通信社杯は脇本雄太(福井)が不在だったとはいえ、決勝戦では新田祐大(福島)、守沢太志(秋田)平原康多(埼玉)、清水裕友(山口)、郡司と今年のS級S班である5人を含む豪華メンバーを相手に単騎でまくって優勝とトップクラスをねじ伏せ、改めて力を証明した。デビュー2年目で今の位置に付けていることは驚きだが、この勢いならば、獲得賞金での出場ではなく、デビュー後最速G1優勝の記録もひっさげて、年末の大舞台に登場する可能性もありそうだ。(関西競輪担当・貞 友之)

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