「安田記念・Ｇ１」（６日・東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【サリオス　Ａ】前回からもうひと締まり。あばらがはっきりと浮き出て、大型馬ながらスッキリと見せている。ただ、無理なく無駄なく成長に合わせて体を引き締めてきたことで、体調面の変動はない。

　不安視された右トモもうまくケアされ、四肢でバランス良く立つ姿は素晴らしい重厚感。しっとりと見せる肌質も好調の判断材料で、前回からさらに進化を遂げている。（馬サブロー美浦・佐野裕樹）

　〈１週前追い切り診断〉石橋脩を背に美浦Ｗで５Ｆ６７秒０－１１秒８（馬なり）。前との間隔を保ちながら、直線はスッと内に潜り込んだ。激しく手綱を動かす相手とは、手応え、脚勢が段違い。ゴール前はスッと抜け出してラスト１Ｆの脚は出色。体もはち切れんばかりの状態で、態勢に抜かりはない。