【安田記念馬体診断】ケイデンスコール

 「安田記念・G1」(6日・東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ケイデンスコール B】今年の京都金杯で2年4カ月ぶりに重賞を制覇すると、その後はG2戦で2、1着。前哨戦のマイラーズCでは、混戦をゴール前で抜け出して好タイムで快勝と、力をつけていることをアピールした。

 3歳春にNHKマイルCで2着があるものの、当時はきゃしゃな印象。現在はトモの筋肉量が増している。体重こそ大きく変わらないが、体つきに迫力が増したのが成長の跡だろう。前走時同様に毛ヅヤが良好で、馬体の張りも十分。申し分のない状態に仕上がっている。

 ただ後駆に比べると、前駆(特に肩の筋肉)が一線級マイラーと比較すると物足りない。その点を考慮してB評価とした。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉岩田康を背に栗東坂路で4F55秒6-39秒7-11秒7(G強め)。しまい重点に調整されたが、ラスト1Fは数字が示す通りの鋭い伸び脚だった。前走(マイラーズC1着)を快勝した反動はなく、出来はさらに上向いている。

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