「秋華賞・Ｇ１」（１７日・阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の吉田順一（栗東）、石堂道生（美浦）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ユーバーレーベン　Ｃ】レースを見ても気持ちの面が強く、距離や舞台を問わず一生懸命走れるメンタルの持ち主。消耗戦のオークスを勝ち切ったのは、総合力の高さも示すものだった。これまでの戦績からも体重の増減が激しいタイプの一頭。オークス時の１週前のシルエットは、シャープで無駄のないつくりが特徴的。ただ今回は少し腹回りがボテッとして映り、首差しも分厚くなって余裕が感じられるバランス。表情もおっとりとして落ち着きが見られる一方で、まだスイッチが入っていないとも捉えられる。前走時と比較して今回は七分ぐらいのイメージか。当週の追い切りに注目したい。（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前追い切り診断〉津村（レースはＭ・デムーロ）を背に美浦Ｗで５Ｆ７１秒１－３９秒４－１１秒４（Ｇ強）。ゆったりとした流れでも折り合いピタリ。ゴール前で反応を確かめたが、重心のブレは一切なく、しなやかなフォームで真っすぐ伸び切った。馬体も張った状態で、順調な仕上がりを見せている。