【松山競輪】藤井栄二が昨年6月以来の決勝進出 際立つ動きの良さ

 「netkeirin杯in松山・F1」(13日、松山)

 ラインの力を信じて思い切り駆けた。藤井栄二(31)=兵庫・99期・S2=が昨年6月、青森F1以来の決勝進出だ。

 準決10Rは稲川翔(大阪)-柴崎俊光(三重)が援軍でライン3車。赤板過ぎに中近勢が前に出ると三登誉哲(広島)、本郷雄三(熊本)が激しく中団争い。藤井はその動きを見ながらペースアップ。最後は稲川にかわされたが、2着に逃げ粘ってファイナル切符を手にした。

 「後ろの動きは見えていました。先行を考えていたし、稲川さんと柴崎さんのおかげです」。車間を切って援護した稲川、そして3番手を固めた柴崎に感謝した。

 初日の予選6Rは最終1角からまくって快勝。今シリーズは動きの良さが光っている。決勝は再び稲川に前を任された。別線は強力だが、気合十分で風を切る。

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