【黒潮盃】2番人気のジョエルが重賞2勝目 張田京師「戸塚記念へ行く」

圧勝で黒潮盃を制したジョエル=撮影・持木克友
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 「黒潮盃・S2」(18日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、2番人気のジョエルが唯一の南関重賞馬の貫禄を見せた。道中は内ラチ沿いの3番手を進み、直線で外に出して早めに抜け出した。1番人気のパストーソは終始包まれ気味だったが、最後は底力で2着。逃げた4番人気のノートウォージーが3着に粘った。

 一線級と激戦を演じてきたジョエルが、力の違いを見せつけた。初めて背負った斤量58キロをはね返し、5馬身差の圧勝で重賞2勝目を飾った。

 春のクラウンカップの勝利は、後方から差す競馬。今回は逃げたノートウォージーを見るように3、4番手の先行策で勝負した。「調教師から指示があった。もともとスタートもいいし、イメージ通り」と主戦の張田昂はすんなり好位確保。そこから手綱を抑えて進出すると、最終4角でも持ったまま先頭に立つ横綱相撲だった。

 鞍上にとっては今年6回目の重賞V。「恵まれた環境にいるからこそ。技術的にはまだまだ」と謙遜しつつ、さらなる飛躍を誓う。そのためにも、ジョエルには「まだ緩いところはあるが、徐々に馬が良くなっている」と秋へ向けて期待を寄せた。

 管理する張田京師は「戸塚記念(9月15日、川崎)へ行く」と次走を明言。東京ダービー、ジャパンダートダービーで味わった悔しさをバネに、重賞連勝へと挑む。

 パストーソ(2着)「スタートは出たけど、二の脚がつかずあの位置。外へ出すのもスムーズさに欠けた。それでも2着に来たことをプラスに考えて、次また頑張ります」(瀬川将)

 ノートウォージー(3着)「レース展開は最高。引っ掛かった馬が来なかったら2着はあった」(的場文)

 サヨノグローリー(4着)「ダービーまでは馬に疲れがあったが、2カ月休ませて本来の力を発揮してくれた」(町田直)

 ノットリグレット(5着)「もう少し付いて行けるかと思ったが、なかなかスイッチが入らなかった。道悪も走りにくそうだった」(御神本訓)

 スマイルサルファー(6着)「距離もあったので、ためるだけためてラスト3Fにかけたが、前が止まらなかった」(大山真)

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