【地方競馬】ショウナンナデシコが重賞4連勝!初の斤量58キロを克服
「スパーキングレディーカップ・Jpn3」(6日、川崎)
1番人気のショウナンナデシコが破竹の重賞4連勝を飾った。道中2番手を追走し、逃げる2番人気サルサディオーネを直線で早めにかわして抜け出すと、ゴール前は3番人気レディバグの猛追を首差しのいだ。サルサディオーネが3着。
ダートグレード界に“絶対女王”の誕生だ。ショウナンナデシコが初めて58キロを背負いながらも正攻法で勝ち切った。
注文通りに逃げたサルサディオーネをナデシコはすぐに2番手で追走。抑えきれない手応えのまま直線入り口で並びかけると、早めに抜け出す横綱相撲。最後はレディバグの猛追を振り切った。
「58キロを背負って、最後危ないところでしたが、それでも勝ち切ってくれました。素晴らしいですね」と鞍上の吉田隼が絶賛すれば、管理する須貝尚介師も「この差でも安心して見ていられました」と女王をたたえた。
1月にTCK女王盃2着の後、3月エンプレス杯と4月マリーンカップを制し、5月かしわ記念では並み居る牡馬までも一蹴。今回も貫禄を示し、今年前半を破竹の重賞4連勝で締めくくった。
秋の大目標はJBCレディスクラシック(11月3日・盛岡)になりそう。「脚元に爆弾を抱えているので、今後のことはいろいろ相談して決めます」と同師は慎重ながらも、自信たっぷりの口ぶりだった。