チャンピオンズＣの金曜取材を終えた大西です。今回は、先週の競馬で覚えておいてほしい次戦注目馬を紹介します。１１月２９日の阪神８Ｒで、単勝１０番人気ながら、見事に差し切ったアサカディスタンス（牡６歳、栗東・笹田和秀厩舎）です。

　戦前、笹田助手から「前走は砂をかぶって嫌気が差していましたね。目いっぱい走っていないから傷んでいないですし、２走前の勝ちっぷりが良かったので、やれてもおかしくないですよ」と聞いていたのもあり、他馬との力関係も分析し、チャンスは十分とみて紙面で◎に。言葉通りの快勝でしたね。３連単が１７万３９１０円もついたのは驚きでした。

　騎乗した小牧Ｊに勝因を聞くと、「外に出せたことやわ。ほんまは湿ったくらいの馬場がいい馬。まだまだ発展途上やし、これからやね」と、さらなる成長を楽しみにしていました。笹田師も「前走は内で砂をかぶって全然やったから、早めに外に出そうと話をしていた。昇級してもやれると思う」と、今後に期待大でした。

　条件がそろえば、連勝の可能性も十分でしょう。６歳ですが、上を目指していける好素材。当ブログをお読みの方はぜひ、この馬のことを覚えておいてもらえればと思います。

　ちなみに、今回の私の印は◎△▲でした。参考にしてくださった読者の方々と一緒に喜べていたのなら、競馬記者の仕事柄、これ以上ない喜びです。買いたいレースは人それぞれですし、Ｇ１でも、平場でも、どのレースを参考にされてもいいように予想し、的中につながる印を打っていくのが大切だと考えています。今後も、ぜひ、デイリースポーツを手に競馬を楽しんでもらえれば幸いです。