ケイバ熱盛ブログ「ヨカちゃんチェック」(10月2日)

 こんにちは。居残り取材で栗東に連泊している松浦です。けさは馬場開門が午前4時。朝型人間なので早起きは苦になりませんが、昼食後にパチパチと原稿を打っている今は眠気がピークに…。何とか踏ん張って、競馬ファンの方々に耳寄りな情報を提供できればと思っております。

 けさは左肩の手術で休養していた古川奈穂騎手(21)=栗東・矢作=が、約5カ月ぶりに調教騎乗を再開しました。本人いわく「肩の違和感は全くありません。久々に競走馬に乗る楽しみもあって、新鮮な気持ちです」と明るい表情を見せていました。順調ならば、来週の阪神で復帰予定。楽しみですね。

 そして矢作厩舎に立ち寄った後は、いまや日課となっている『ヨカちゃんチェック』。早速、谷厩舎へ出向くと、左から4番目の馬房の奥から、美人さんがひょこっと顔を出してくれました。

 まだ左前肢にギプスをガチッと固定している状態ですが、依然として食欲は旺盛。それでも、私の目に映るヨカちゃんは、正面から見て少しほっそりしたように思えました。川端助手にそう告げると「そんなものですよ。競馬に向かう時とそうでない時は。しかも、ヨカはこれまでG1を目指していましたからね。数字自体はそう変わっていないけど、やっぱ筋肉は落ちますよ」と話していました。

 ケガをして歩けなくなった場合、最も気をつけなければならないのが疝痛(はらいた)と蹄葉炎です。そうなると当然、ケガをする前とはカイバの質も量も変わってきます。そのあたりは川端助手が毎日、細心の注意を払ってヨカに寄り添っていますが、療養中の今は馬体がしぼんで見えたのも仕方のないことでしょう。

 逆説的に言えば、悪夢が襲う前のヨカはまさに『G1仕様』でした。栄養満点のカイバを食し、キツい調教にも耐えて馬体はパンプアップ。強豪相手にひと泡吹かそうと、川端さんと二人三脚で、九州の期待を背負って日々頑張っていました。

 その努力を間近で見てきただけに、今のほっそりとしたヨカを見ると泣けてきて…。でも次の瞬間、馬房の奥から「ぷぅ~っ」という音が-。「今、ガスが出たな」とほほえむ川端さん。恥ずかしかったのか、そこで鼻前に背を向けた時のヨカのお尻は、思いのほかたくましいものでした。「まだトモの筋肉は落ちてないでしょ?このまま順調に行けば、もう少しで歩けるようになると思いますよ」。ファンの皆さん、ヨカちゃんは元気です。引き続き応援よろしくお願いします!

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ケイバ熱盛ブログ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ケイバ熱盛ブログ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス