朝ドラ・おちょやん義母役の宮澤エマ「すごいクセ者感あるやん」
上方のコメディエンヌの生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。ヒロイン千代の新しい母・竹井栗子を演じる宮澤エマが、その役柄について語った。
栗子は、貧しい農家に後妻として嫁いでくるヒロインの継母。宮澤は、「南河内の出身で、芸事もしていて、衣装もお着物で・・・、『あれ? どれも、得意じゃないぞ』と気づいて、胃がキリキリするようになっていきました(笑)」と、初の朝ドラ出演に緊張したよう。
役柄については、「すごくおもしろい人だなと感じました。思っていてもなかなか口に出して言わないようなことばかりを言っていて、利己的で自己中心的なキャラクターですが、それが彼女の魅力でもある」と分析。
「そういう栗子を忠実に演じられたら、たぶん千代ちゃんにとって最高の敵役、継母役になるんだろうなと。そして、千代ちゃんにとっては最悪の人でも、いかに視聴者にとっておもしろい存在としていられるか」と、栗子を演じるうえでのおもしろさを語る。
実際に第1回の登場直後、SNS上では「すごいクセ者感あるやん」「戸からスッと顔出した瞬間『一筋縄ではいかん厄介な女が来た』感すごい」「めっちゃいい表情するなぁ。このお母ちゃんは波乱しか呼ばない感じあるわぁ」と絶賛。
自身も、「ちょっとした所作や、ふとした表情、ふとしたしぐさに粋な様子があらわれる役なんだろうなと感じたので、そこをどうやって魅力的に演じられるか」と、役作りの課題を挙げた。
本作は、「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルとした、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの物語。年内の放送は12月26日まで。年明けは2021年1月4日から再開の予定。
(Lmaga.jp)