能舞台のあるステーキ店が大阪・心斎橋に進出、バーチャル演出も

兵庫県三田市に本店を構えるステーキレストラン「三田屋本店 -やすらぎの郷-」が、「心斎橋PARCO(パルコ)」(大阪市中央区)の13階レストランフロア「御堂筋ダイニング」に21日、オープンする。

店内には、ひときわ目を引く能舞台がお目見え。宮大工が手がけた欄間、神戸出身の日本画家・西田眞人が監修した鏡板(正面の羽目板)など本格的な造りで、今後はディナータイムに能楽師による舞囃子(まいばやし)などが上演される予定だという(現在は緊急事態宣言を受け、公演は中止)。

本店には能舞台「有馬能楽堂」があり、創業者の「味覚だけでなくお客さまの五感すべてを満足させなければ」という思いのもと、食と芸術の融合をめざし、能や狂言の公演も鑑賞できる空間を提供してきた。

初の都市型という心斎橋の店舗は「第2の本店」とも位置づけられ、若年層にも能楽に触れてもらえるよう、プロジェクターを使った能楽のバーチャルイメージによる映像演出も楽しめる(各日17時半~/18時半~の2回予定)。

店長の下羅勝啓さんは「料理とともに、省略の芸術と言われる『能』を通して伝統芸能に触れ、心もお腹も満たしてもらえれば」と話す。

メニューや器も一新され、注目は2種のコース料理。メイン料理のステーキ鉄板を三田牛ヘレか神戸ビーフサーロインから選べる「銘牛コース」(1万3000円~)と「黒毛和牛コース」(5800円~)が終日提供される。

メイン以外にもこだわり、豚ロースを1週間以上塩漬けし旨みを引き出した人気メニュー「ロースハムのオードブル」や、生ウニなど高級食材による新メニュー「前菜のアソート」をはじめ、「淡路産玉ねぎのスープ」「丹波篠山産のご飯」など兵庫らしさをいかしたラインアップとなっている。

新型コロナウイルス感染の状況を踏まえ、当面の間は11時~20時(19時LO)の短縮営業。

取材・文・写真/塩屋薫

(Lmaga.jp)

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