大阪府が学生らに一部活動制限、部活動の原則休止を要請

大阪府は4月14日、現在多数報告されている変異株の陽性者が、従来株と比べて10代、20代でも増加していることから、大阪府は府立学校や大学に対して一部の活動制限を要請。部活動の原則休止や、オンライン授業の活用などを求めた。

大阪府が14日に実施した対策本部会議では、5月5日まで小中高校や大学などに対する「緊急のお願い」を決定。大学は原則オンライン授業とし、困難な場合は密を回避すること、大学生に対しては部活動の自粛を徹底することが要請される。

小中高校や支援学校では平常授業を継続するも、音楽・体育・家庭科などの感染リスクの高い教育活動は制限。また、感染拡大に不安を感じて登校しない児童生徒についてはオンラインなどを活用して十分な学習支援をおこない、その際は出席扱いになるという。

さらに大阪府教育庁によると、学校でのクラスターが昨年度からの累計で25例発生しており、その原因の多くがクラブ活動であったことから、部活動は原則休止に。ただし、公式大会への出場など学校が必要と判断する場合は、活動時間を短縮して実施することができるという。

そのほか、修学旅行など府県間の移動がある教育活動は、休止か延期。キャンセル料が発生した場合は、府が支援することが決定した。

この日の会見で吉村洋文知事は、「若い世代でも感染が広がっており、小学校、中学校、高校など、これまで感染が見られなかった事例も見られる。現状10代以下の重症化は報告されていないが、特に学校における対策を強化したい」と、対策の必要性を話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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