新たな日本名物に? 神戸発・QBBのデザートチーズが海外で大バズリ…その理由は
今年で発売15周年を迎えた、神戸の乳業メーカー「六甲バター」(神戸市中央区)の人気シリーズ「Q・B・Bチーズデザート6P」。実は近年、「日本ならではの甘いチーズ」として海外からの人気がじわじわと高まっているという。
■ 国内外で売り上げを伸ばす、スイーツのようなチーズ2009年の発売以降、「チーズデザート6P」というカテゴリーを確立し、現在でもチーズデザート市場では圧倒的なシェアを博している同商品。近年では「糖質を気にせず食べられて罪悪感がない」「欲しいときに欲しい分だけ食べられる」とヘルシーかつ手軽であることが評価され、売り上げ成長率は5年間で約1.5倍、2021年には年間の売上2000万個を突破するなど、年々チーズデザートの人気は年々上昇中だ。
日本以外にも、現在は韓国・フィリピン・ベトナム・カナダ・シンガポール・香港・タイ・台湾の8カ国まで販路を広げている。なかでも台湾ではコンビニでも販売されるほどの人気を誇り、前年比で約1800%売り上げを伸ばしている。
■ 甘いチーズは珍しい? デザートチーズがバズった理由バニラ、ブルーベリー、ラムレーズンなどの定番をはじめ、あまおうやピスタチオショコラなどの期間限定フレーバーなど、豊富なラインアップを誇る同商品。特に海外人気が高いのはコーヒーや紅茶のほかに、ワインやブランデーなどの洋酒、日本酒とも相性が良い「オレンジショコラ」だそう。
人気の理由を探るべく、同社がインバウンド観光客を対象に調査をおこなったところ、「甘いチーズはとても珍しく、さらに美味しい」「欧米人はオレンジ味のチョコレートもチーズも大好き! その2つを組み合わせて嫌いなわけがない!」「こんなに甘いのにカロリーが低いのは信じられない」など、好意的な声が相次いでいるのだとか。
さまざまな声があるなかでも特に多かったのが、「甘くてスイーツみたいなチーズは母国にない!日本ならではの商品だ!」という意見だそうで、新たな日本の名物食品として、今後もさらに注目を集めていきそうだ。調査の様子が同社の公式Xアカウントと公式YouTubeチャンネルでも公開されている。
(Lmaga.jp)