お笑いコンビ・ヘンダーソン、実力派4組を制し涙の受賞…SNSトレンド入り「すごい感動した」【上方漫才大賞】

念願の受賞に思わず涙「ずっと辛かった」────お笑いコンビ・ヘンダーソン(子安裕樹、中村フ-)が、『第60回上方漫才大賞』(カンテレ)の奨励賞に輝いた。同賞は2023年より、2人と同期にあたる吉田たち、見取り図が受賞しており、思いも強かったようだ。

1966年からスタートし、関西で最古の漫才コンテストとして知られる上方漫才大賞。なかでも新人賞と奨励賞は、事前に発表されていた候補者たちが会場で漫才バトルをおこない、審査ののち決定され、4月12日に「オリックス劇場」(大阪市西区)でおこなわれた。

奨励賞の候補者5組は、ダブルヒガシ、天才ピアニスト、マユリカ、カベポスターといずれも賞レースやメディアで活躍する実力者ばかり。誰が獲ってもおかしくはない熾烈な戦いを制したのは、5組のなかで最も芸歴が長いヘンダーソンの2人。

結果が発表されると会場は温かい拍手に包まれ、中村は涙ながらに「もうずっと…辛かったです」と赤裸々な思いを吐露。昨年は同期の見取り図を前に、惜しくも奨励賞を逃したヘンダーソン。それだけにSNS上では「さすがにヘンダーソンの奨励賞は泣いちゃうな」「なんかすごい感動した」など喜びの声が相次ぎ、Xでは「ヘンダーソン」がトレンド入り。

コント漫才に入るように見せつつ、本筋とは関係のない子安のボケに逐一中村がツッコんでいくという独自の漫才スタイルで場を沸かせた2人。大会後の会見では、中村が「3年前まで『漫才諦めよっか』ってコント作り出したり、さまよってた時期があったんですが『漫才ちゃんとしたいな』ということで。元々僕がボケで相方がツッコミだったんですけど、フルモデルチェンジして今の形を見つけることができました」と紆余曲折の日々を明かした。

昨年に拠点を東京に移し、年間ステージ数はなんと800超え。ノミネート組のなかでも群を抜く舞台数を重ねてきた2人だが、子安は「だいぶ細かいチェンジができる機会がめちゃくちゃあったので。いい感じで1年くらいかけてこの1本が仕上がったなって感じです」と振りかえった。

さらに、「800ステージ以上出てたら、もう漫才が生活の一部。生活を続けていくためには更新していかないと呼んでもらえなくなるなと、東京に行ってより思いました。奨励賞っていうデカい賞を獲れてほんまによかったです」と改めて喜びを見せていた。

受賞から間髪入れず、2人は4月19日に開催される、結成16年以上の芸人が対象の賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ)ノックアウトステージ16→8に挑む。

取材・文/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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