20年目で上方漫才大賞…芸人が明かす「銀シャリ」の凄さとは?「子どもみたいな漫才をする」

関西で最も歴史がある漫才コンテスト『第60回上方漫才大賞』(カンテレ)の発表会が4月12日、「オリックス劇場」(大阪市西区)にて開催。栄えある大賞をお笑いコンビ・銀シャリ(鰻和弘、橋本直)が受賞した。

1966年よりはじまった「上方漫才大賞」は、上方漫才界で活動する芸人のうちその年度を通して寄席や放送、舞台などで最も活躍した者に贈られる賞。銀シャリは『M-1グランプリ 2016』の王者で、過去に同大会の新人賞・奨励賞を受賞した経験を持つ。

出囃子である筋肉少女帯の『日本の米』が流れると、2人は「うれしー!」と全身で喜びを表しながら登場。そのまま約8分のネタを披露し、「子どもの頃の遊び」や「童謡に関する疑問」といった話題を軸に鰻の飄々としたボケと橋本のキレのあるツッコミで客席を大いに沸かせた。

■ 「芸歴重ねても、かわいらしい」銀シャリを絶賛会場には2人が昔から憧れていたという漫才師・笑い飯(西田幸治、哲夫)が祝福のため駆けつけた。デビュー当時から2人を知る哲夫は、銀シャリの漫才を「自由自在。鰻のボケも面白いボケあるし、橋本がツッコむけどその後もう一回橋本がボケて、鰻がちょっと怒ってるみたいな」と評し、橋本は「(笑い飯の)遺伝子は入ってますね」と笑顔を見せた。

さらに、ジャルジャル、海原やすよ ともこ、中川家といった親交の深い芸人たちもVTRで出演。中川家・剛は「あんだけ芸歴重ねてもまだかわいらしい、子どもみたいな漫才するんでね。僕はああいうところが好きですね」と2人の漫才を絶賛した。

大会後には囲み取材もおこなわれ、鰻が「選んでもらわないと絶対に獲れない賞なんで。獲りたいって言っても獲れないので、より一層うれしいですよね」としみじみ。橋本も「ずっと欲しかったです。やっぱ漫才師として頂点ですから。こんな嬉しいことはない」と、並々ならぬ思いを明かした。

会場のVTRでは中川家・礼二が「ギャラ交渉」について触れる一幕もあり、橋本は「僕らが上げてほしいという気持ちよりも、後輩たちに示しがつきませんので!上方漫才大賞獲って、ギャラ上がらないんですか?みたいな。自分らのためというより、後進のためというか」と笑いを交えながら熱弁。

さらに後輩芸人たちに向けて一言を求められると、「人の漫才を勉強してもいいと思うんですけど、あんまりとらわれずにそのコンビにしかできない境地にいってほしいなと思いますね」とエールを贈った。

大会の模様はカンテレで生中継され、奨励賞はヘンダーソン(子安裕樹、中村フ-)、新人賞は豪快キャプテン(べーやん、山下ギャンブルゴリラ)がそれぞれ受賞した。

(Lmaga.jp)

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