大阪の「ギャル施設」が減っている!? “閉館と新装” 平成の人気スポットの今は…
1990年代後半~2000年代に流行した「平成ギャル文化」。大阪では、ミナミは「心斎橋オーパ」、キタは「HEP FIVE(ヘップファイブ)」や「EST(エスト)」が、ギャルファッションの中心的存在だった。令和の現在も「平成ギャル」が再流行中ではあるものの、当時の商業施設は姿を変えつつある。
■ 20年前“ギャルの聖地”だった商業施設の今今年1月には「心斎橋オーパ」が閉館。2008年のギャルブランド全盛期には、元日の初売りに約1500人が行列した“ギャルの聖地”が、31年の歴史に幕を閉じた。
また、大阪・梅田の「エスト」は、平成ギャル時代から続いたピンク色の外観を、20年ぶりに一新。3月18日から、大人な雰囲気の外観へリニューアルすると、SNSでは「ドピンクがESTの象徴なのに」「ESTのピンクとHEPの赤がええのに」「青春時代の職場が大人空間へ、私も大人になりました」と、惜しむ声が相次いだ。
■ エストに訊いた「平成ギャル文化を経て、今は…」象徴的だった「ピンク色」を、なぜ“卒業”することになったのだろうか?「エスト」を運営する「JR西日本大阪開発」の担当者に話を伺った。
──今回、リニューアルすることになった理由は?
もともと「エスト」のターゲットは、20代後半~30代の大人の女性でした。実際、お客さまとして多いのも25~28歳の女性です。
正面エントランスに近いエリアは、セレクトショップが入っていて、30代後半~40代の方にも来ていただいているのですが、外壁が20年前のもので、どうしても若いイメージがありました。外壁とお店のラインアップに乖離があったっていうのが、今回リニューアルしたきっかけです。
ただ、完全に大人の女性に振り切ったわけではなく、エストの真ん中あたりのエリアには、20代がメインターゲットのお店も多数入っています。若い世代とエリアを分けつつも、メインとなる入口付近は、本来ターゲットとしていた大人の女性に合わせて、イメージを刷新しました。
──「ESTはピンク」と惜しむ声もありますが・・・。
外観はピンクでは無くなってしまいましたが、ロゴはピンクのままです。ピンクのイメージが持つ、女性がいつまでもわくわく、楽しくおしゃれしたいという気持ちは、変わらず持ち続けていきたいと思います。
リニューアルで入口の扉が黒に変わり、時間帯で色が変わるライトを付けました。(HEP FIVEとの間の)道は何もしていないのに、お客さんが「道も綺麗になった気がする」とおっしゃっていたので、大きく雰囲気が変わったのではないかと思います。
──「平成ギャル文化」を担ってきたことについて、どう思いますか?
現在、フードホールがある場所は、もともとギャルブランドが入っていました。2020年にフードホールができたタイミングで、お店を大きく入れ替え、ギャルブランドから20数店舗の飲食店に変わりました。
エストには「ここにしかない」というコンセプトがあります。エストの中には100店舗しかないですが、その半数以上は、大阪や関西で「ここにしかない」お店です。「平成ギャル文化」を経て、今はエストにしかない“独自性”の追求に取り組んでいるところです。
◇かつてのイメージで、若者向けのイメージがあった「エスト」。お店のラインアップに合わせ、外観を大人な雰囲気に変えたことで、30代以上の大人世代も、さらに買い物しやすくなりそうだ。
取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
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