ダルビッシュ「全部良かった」キャンプ初めて打者相手に20球

 「パドレス春季キャンプ」(25日、ピオリア)

 パドレスのダルビッシュ有投手(34)が自軍打者を相手に投球感覚を確認する「ライブBP」に初めて登板した。

 この日の課題は「バッターに当てないことと、ちゃんとストライクにある程度投げることが一番の目標でした」というダルビッシュ。右、左、それぞれの打者に直球のほかにスプリットやナックルカーブなど4つの変化球を計20球投げ、「すごく良かったですよ。思ったよりも真っすぐも(打者の反応が)遅れてましたし、最初っていうのもあるけど、変化球も全部切れてたので、打者の反応はすごく良かったと思います。1球1球を考えると全部良かったと思います」と満足度の高さを口にした。

 今キャンプでは、日本人メジャー最多の123勝の記録をもち、球団アドバイザーを務める野茂英雄氏からフォークなど多くのことを吸収したことをSNSで明かしている。「同じ球を投げることは不可能。大事なのは野茂さんの言っていることを自分の体に落とし込んで自分のフォームでいかに近い球を表現するか。野茂さんの言っていることをヒントに、自分の体に置き換えて、近いものを出す。スプリット(フォーク)だけじゃなくて、他の変化球にも応用できることがたくさんあるので、そういうところを楽しみにこれからもやっていきたいと思います」と話した。

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