大谷翔平 奪三振3位、防御率6位 勝ち星8位 初の規定投球回到達まで45回

 「エンゼルス2-6マリナーズ」(15日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「2番・投手兼指名打者」でフル出場。投手では6回7安打2失点、与四球1、奪三振8で粘りの投球を見せたが、打線の援護がなく、11勝目ならず。防御率は2・69。打者では快足を生かした内野安打で4打数1安打だった。試合は2-2の九回に守備の乱れから一挙、4点を失う惨敗で連勝は2で止まった。

 大谷が今季12度目のクオリティースタート(6回以上、3自責以下)を達成し、先発の役割を果たした。援護点の効果は勝敗に直結しており、前回9日までの登板では3点以上の援護があった試合は9勝無敗、防御率0・62に対し、2点以下の試合は10試合で1勝7敗、防御率4・92。この日の打席はマリナーズの好投手カスティーヨとメジャー屈指のリリーフ陣から2点しか奪えず、最後は守乱で惨敗した。

 大谷は前回6月16日の対戦で多投したスライダーを狙い打たれる形で2点を失うも、登板間のキャッチボールなどで試し投げしていたシンカー(ツーシーム)を織り交ぜる工夫の投球でゲームをつくった。

 シーズンの投球回数を117に伸ばしてチームの試合数をわずか1上回って規定投球回数に到達。奪三振数165はトップのコール(ヤンキース)と19差のリーグ3位、防御率2・69は同6位。大谷が重視しているWHIP(1イニングあたりの被安打数と与四死球)1・06は同8位、被打率・218は同9位。この日は積み上げることはできなかった勝利数10は同8位に入っている。

 この日の試合前にネビン監督代行は大谷の次回登板が21日のタイガース戦になることを示唆。今後も登板間に規定投球回数に届かない状態が続くが、順調にいけば、残り45試合で8登板。規定投球回数到達には5回2/3がノルマになる計算だ。

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