エンゼルス・大谷 初のシーズン規定投球回へ前進 残り「45回」投打同時なら史上初

 「エンゼルス2-6マリナーズ」(15日、アナハイム)

 新たな快挙達成に前進した。エンゼルス・大谷が「2番・投手兼指名打者」でフル出場。6回2失点で11勝目は逃したが、投球回数を117に伸ばし、チームの試合数を「1」上回って規定投球回数に到達。残り46試合で8度の登板が見込まれており、1試合あたり5回2/3を投げれば、自身初のシーズン規定投球回(162回)に届く。実現すればワールドシリーズが始まった1903年以降、史上初めて投打で規定到達となる。

 試合ではシーズン終盤にさしかかった時期で新球のツーシームを導入。本人いわく、直球よりも「若干速い」という150キロ台後半の動く球を、97球のうち6球投じた。球数を減らすために使われる球種で「いいアクセントにはなっているかなと思う。楽しく投げるために必要」と手応えを口にした。

 8三振を上積みして165奪三振とし、1位のコール(ヤンキース)と19差のリーグ3位、防御率2・69は同6位。この日は積み上げることはできなかった勝利数10は同8位に入っている。

 ネビン監督代行は、今後も大谷を中5日で登板させる見通しを示し、次回登板が21日のタイガース戦になることを示唆。打者では4打数1安打だったが、投球に新たな武器を加えて「二刀流」の新境地に挑む。

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