大谷翔平 総額メッシ超え!メジャー6年間で年棒128・4倍 唯一無二「二刀流」の価値が数字で示された

 エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、自身のインスタグラムでドジャースに移籍することを発表した。同選手の代理人事務所は契約が10年総額7億ドル(約1015億円)と公表。総額、1年平均年俸7000万ドル(約101億5000万円)ともメジャー史上最高額で、米メディアによると、世界のプロスポーツでも総額は最高水準となった。

 大谷がドジャースと合意した10年総額7億ドル(約1015億円)の契約はプロスポーツが盛んな北米にとどまらず、世界のアスリートと比較しても最高水準となった。大リーグ公式サイトなどによると、総額ではサッカー界のスター、メッシがバルセロナ(スペイン)時代の2017~21年に結んだ5億5500万ユーロ(約866億円)を上回った。

 米スポーツ界では、20年にプロフットボールNFLのチーフスとQBマホームズが結んだ31~32年シーズンまでの10季約5億300万ドルが総額での最高額。「米国史上初の5億ドル超えのアスリート」と騒がれたが、大谷は軽く超えた。

 大リーグではエンゼルスで同僚だった外野手トラウトが契約した12年総額4億2650万ドルがトップだった。22年にマリナーズが外野手ロドリゲスと最大4億7000万ドルで合意したが、出来高や39年までの契約の選択権を行使した場合の額で保証はされていない。

 大谷にとってもメジャー6年間で破格の昇給となった。18年の1年目は当時の規定により、25歳以下はマイナー契約しか結べず、メジャー昇格後の年俸は最低保証額の54万5000ドル(約6020万円)だった。今回の契約内容の詳細は明らかになっていないが、1年平均に換算すると7000万ドル(約101億5000万円)となり、1年目の128・4倍となる。

 昨年9月に発表された契約は1年3000万ドル(約44億1000万円)。ダルビッシュ有投手がカブス時代の18年に得た2500万ドルを大きく上回る日本選手最高額を記録し、史上20人目の3000万ドルプレーヤーとなった。そして今回の「世界最高額」での契約。二刀流で唯一無二の存在となった大谷の価値が改めて破格の数字で示された。

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