大谷翔平 監督苦言から1日で「ファンタスティック」 評価一変の3度目3安打、今季31安打で両リーグトップタイ

 ドジャース・大谷
 6回、右前打を放つドジャース・大谷(共同)
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 「ドジャース0-2ナショナルズ」(17日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は本拠地ロサンゼルスでのナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数3安打だった。一、六回に右前打、八回に中前打を放って今季3度目の1試合3安打をマーク。今季の安打数を両リーグトップに並ぶ31とした。

 巧みなバットさばきでヒットを量産した。今季3度目となる1試合3安打と四つ目の盗塁をマーク。打って、走って。イチローを彷彿(ほうふつ)とさせるパフォーマンスで本拠地を沸かせた。

 華麗な“ヒット・ショウ”は初回に幕を開けた。時速174キロの強烈な打球を右前へ運び、連続試合安打を4に伸ばすと、六回には外角低めのカーブを再び右前へ。バランスを崩され、右手1本になりながら時速172キロの打球を放った。

 2点ビハインドの八回には剛腕リリーフ、ハービーの159キロ直球を中前へはじき返した。次打者の打席で完璧なスタートで二塁を陥れた。直近5戦3盗塁。快足も大きな武器だ。

 試合後の会見でロバーツ監督は「ファンタスティックだった。素晴らしい働きだった」と賛辞を贈った。前日は、3度の得点圏でいずれも初球打ちで凡退した大谷に「落ち着かないといけない。手綱を締める必要があるかもしれない」と苦言を呈したが、わずか1日で評価は一変。「ストライクゾーンに来た球を強くたたいていた。それを続けていけば、良くなっていくと思う」と話した。

 試合前の始球式には、元ド軍捕手で、大谷のエンゼルス時代の監督だったマイク・ソーシア氏が登場。かつての“恩師”は「ここ(ド軍)でも力を発揮してMVP級の数字を残すよ。彼が打線にいることがチームの助けになる」と新天地での活躍に期待を寄せた。

 この日の固め打ちで打率は・360まで上昇。31安打は同僚のベッツらと並んで両リーグトップだ。本塁打は5戦26打席なく、日本選手最多記録の更新は次戦以降に持ち越された。19日からは本拠地でメッツとの3連戦。昨季キングのバットからメモリアル弾が飛び出す瞬間が待ち遠しい。

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