山本由伸 6回0封2勝目 直球軸に7奪三振「一番自分らしい投球」強烈顔面ライナーも超反応キャッチ

 ナショナルズ戦に先発し、6回無失点の好投で2勝目を挙げたドジャース・山本(共同)
 5回、ロサリオの投直を好捕するドジャース・山本=共同
3枚

 「ナショナルズ1-2ドジャース」(25日、ワシントン)

 ドジャースの山本由伸投手(25)は25日(日本時間26日)、ワシントンでのナショナルズ戦に先発し、6回を4安打無失点で2勝目(1敗)を挙げた。直球を軸に7奪三振をマーク。「ここまでの中で一番自分らしい投球だった」という納得の内容で、3試合ぶりの勝利を手にした。大谷翔平選手(29)は「2番・指名打者」で4打数無安打に終わり、連続試合安打は9で止まった。

 山本が直球で攻める投球の基本に立ち返った。4失点した前回登板で24%だったストレートの割合を、41%に増やし力で押した。「空振りが取れるいい直球があった。ファウルもたくさん取れたし、いい力感で、いいフォームで投げられた」。変化球も効果的に決まり、「カーブもスプリットもいい高さに投げられた。ここまでの中で一番自分らしい投球だった」と表情をほころばせた。

 1点のリードを守り抜いた。五回は顔面付近への痛烈な打球に上体をよけながら好捕。「たまたま反応できた。運が良かった」。六回2死一、二塁では左打者への外角直球で遊ゴロに打ち取るとグラブをたたいて喜び、救援にバトンを渡した。

 ブルペンでの調整は登板2日前のみだが、今回は前日も4球だけ投球練習を行った。「遠投でいい感覚があったので、傾斜で確認しておこうと。日本の時はいつも2日連続で入っていた」。オリックス時代の流儀で、本来の力強いボールを取り戻した。ロバーツ監督も「制球力が良かった。全ての球種をうまく使っていた」とたたえた。

 新天地でのシーズンは約1カ月が経過した。メジャーと日本の打者との違いに「やっぱりスイングがすごく強い。日本の打者は当てるのが上手というか、ちょっとタイプが違うと感じる」と言いながらも、「徐々に慣れてきている部分もある。(チームの)サポートで本当にすごく助かっている」。謙虚な姿勢で成長の道を歩んでいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス