ロバーツ監督、大谷翔平を敬遠しなかった敵将に称賛メール送る「一流の行動」 3連発2盗塁で快挙達成に「野球人生最高の1試合」

「ドジャース-ロッキーズ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、前日の試合の得点機に大谷翔平選手を敬遠しなかったマーリンズのスキップ・シューマッカ-監督に称賛のショートメールを送ったことを明かした。

 前夜の大谷は初回の打席を除く5打席でいずれも得点圏に走者を置いた場面で打席に立った。中でも49号と50号を打った六回と七回の打席はいずれも一塁が空いた状況だったが、敵将は敬遠を申告せず、自軍バッテリーに勝負させた。結果は2打席連続本塁打でメジャー史上初の「50-50」が達成されたが、シューマッカー監督の決断にSNS上で称賛の声があふれた。

 試合前に会見に応じたロバーツ監督は「試合後にショートメッセ-ジを送りました。一流の行動だと思った。何度も言っているが、あの瞬間は私たち全員より大きなものでした。避けるわけにはいかない状況で正しく対処した」と称えた。

 会見では米メディアから大谷の快挙に関する質問が矢継ぎ早に飛んだ。指揮官は「私の野球人生において最高の1試合だった。ショウヘイが1試合で成し遂げたことは最も感動的なものだった」と表現。注目されている「60-60」については「もしかしたら彼は狙ってるかもしれない。そこは誰にもわからない」と冗談っぽく言ってから「まったく現実的ではない話だが、彼なら何でも可能性する」と真顔で話した。

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