ドジャースがミゲル・ロハス内野手と１年契約で合意したと３日（日本時間４日）、ＭＬＢ公式などが伝えた。年俸は５５０万ドル（約８億５０００万円）。３連覇を目指すチームの精神的支柱だけに、日本のファンからも歓喜の声がわき起こった。

　再契約合意の一方が流れると、日本のＸでは「ロハス選手の残留はほんとに心強いですね」「ロハス残留いよっしゃぁぁぁ！！」「エドマン手術明け＆若手もまだ時間かかりそうだし」「ロハス兄貴ドジャースにもう１年いてくれんの！？やったぁぁぁぁぁ」と歓喜のコメントが溢れた。それだけ日本人選手にとって馴染みが深い選手と言える。

　大谷翔平投手が移籍してきた昨年、緊張を解きほぐすかのように代打ドッキリを仕掛けたこともあった。その際には「負けている展開だったけど、リラックスしてほしかった。長いシーズン。目の前の試合よりも大切なことはあるからね」と真意を説明していた。山本由伸投手には移籍１年目のキャンプでワインをプレゼント。チームに早くなじめるように尽力した姿があった。

　そして今年は佐々木朗希投手に背番号１１を譲り、「ベテランが若い選手に背番号を譲るのは当たり前のことだ」と語っていたロハス。右腕の登場曲「バイラロ・ロッキー」は音が「ロウキ」に似ていることからロハスがキャンプ中にトレーニングルームで流していた経緯があり、佐々木は５月から登場曲として使用してきた。

　日本人選手に密接に関わってきただけでなく、遊撃転向のベッツにアドバイスを惜しまず、技術的にもワールドシリーズ第７戦の九回１死から起死回生の同点ソロを放つなど、健在をアピールしていた。ベテランの残留が決まったことで、日本のファンからは「キケはどうなるんだろう？」「あとはキケだけ？」「残留お願いします」といった声があがっていた。