“りくりゅう”がペアSP1位!「日本の力に」衝撃今季世界最高82・84点に木原跳び上がってガッツポーズ 三浦の左肩不安感じさせず圧巻ノーミス 日本6位浮上
「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート団体・ペアSP」(6日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
前回北京大会は銀メダルで、初の頂点を目指す日本は、ペアのショートプログラム(SP)で“りくりゅう”こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組=木下グループ=が好演技をみせ、従来の自己ベスト(80・99点)を更新する今季世界最高の82・84点で1位で10点を獲得した。日本は2種目を終えて、13点とし、6位に浮上した。
昨季の世界選手権、今季のGPファイナルを制した金メダル最有力ペアが貫禄を示した。冒頭のトリプルツイストを圧巻の高さで決めると、3回転トーループも成功。力強いリフト、スロー3回転ルッツも完璧に成功させ、最後まで安定した演技をみせた。昨年12月の全日本選手権では三浦が左肩を脱臼。フリーを棄権したが、「スケート人生で一番調子がいい」としっかりと回復させてきた。不安を感じさせない演技となった。
演技を終えた瞬間に2人ともガッツポーズ。得点を見届けると、三浦は口を押さえて驚き、木原は立ち上がって両腕ガッツポーズしながら跳び上がった。
演技後、三浦「本当に今季だけじゃなく7年間やってきたことをすべて出すことができた。個人戦にうまく繋げられる」と充実した表情で振り返り、木原は「日本の力になるということを2人で常に話していた。チームのみんなにも勢いをつけたいという思いがあったので、良いバトンを渡すことができた」とうなずいた。
団体の最初に行われたアイスダンスのリズムダンス(RD)では“うたまさ”こと吉田唄菜(22)、森田真沙也(22)=木下アカデミー=が8位(3点)発進。首位が米国、2位にフランス、3位に英国がつけた。
この後の団体女子ショートプログラム(SP)には、エースの坂本花織(25)=シスメックス=が出場する。
フィギュアスケート団体は10カ国が出場し、種目ごとの順位点(1位10点、2位9点、3位8点~10位1点)の合計点で争われる。男子、女子、ペアのSPとアイスダンスのRDの上位5チームが8日午後のフリーへ進出する。日本はフィギュア団体で14年ソチと18年平昌でいずれも5位。前回22年北京では初の表彰台となる銀メダルを獲得した。当初は銅だったが、金だったROC(ロシア五輪委員会)の女子・ワリエワにドーピング違反があり、順位が繰り上がった。
◆三浦璃来(みうら・りく)2001年12月17日、兵庫県出身。中京大出。146センチ。カナダを拠点に木原と組んで7季目。22年の北京冬季五輪で団体銀メダル、個人で日本勢初入賞の7位。22~23年シーズンにグランプリ(GP)ファイナルで初優勝。世界選手権は23、25年に制覇。
◆木原龍一(きはら・りゅういち)1992年8月22日、愛知県出身。中京大出。174センチ。11年世界ジュニア選手権男子代表。13年にペアに転向し、14年ソチ、18年平昌両五輪に異なるパートナーと出場。22年北京五輪にも出場しており、4大会連続五輪出場は日本フィギュア界初の快挙となった。
