うれし涙の銅メダル 緊張の高梨沙羅を支えた仲間たち 二階堂が舞台裏明かす「キーマンは沙羅さん。俺らで持ち上げないと」全力ポジティブ声かけで不安取り除く 陵侑は4年前思い返し感慨「辛かったのは沙羅ですし」
「ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体・決勝」(10日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)
日本は丸山希(27)=北野建設=、小林陵侑(29)=チームROY=、高梨沙羅(29)=クラレ=、二階堂蓮(24)=日本ビール=で挑み、合計1034・0点で同種目初のメダルとなる銅メダルを獲得した。4年前の北京五輪でスーツ規定違反の悪夢を経験した高梨にとっては雪辱のメダルとなった。4位のドイツとはわずか1・2点差。距離にして50センチ差だった。
みんなが4年前の沙羅の悔しさを知っていた。それぞれが互いの仕事をまっとうし、バトンを繫いでいった。トップバッターを請け負った丸山は「憧れ続けた沙羅さんと跳べたことは思い出になるし、競技人生の大きな思い出になる。全員がメダリストのチームで組めたことは心強かった」と振り返った。4年前、同じチームで戦い、その悔しさを知る小林は「(4年前は)悔しいですけど、辛かったのは沙羅ですし。チームで掴みとったメダルなので、すごく重みがあります」と噛みしめた。
エースの役割を完遂した二階堂は「僕と陵侑さんでキーマンは沙羅さんと言っていた。昨日とおとといで緊張していたんで」と明かし、「俺らで沙羅さんのことを持ち上げないとって。全力で。表情とか発する言葉1つ1つ絶対緊張していたので、“そこはもう楽しみましょ!”とかポジティブなところで気持ちを楽にさせようとしていた。『キャリーするんで』って」と振り返った。高梨にメダルをかけられたことに「良かったですね。良かったと思います」とうなずいた。
