逆転金のアリサ・リュウ 一度引退→五輪王者に輝く「本当に幸せ、大きな満足感があります」金衣装は「今までで一番お気に入りのドレス」
「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート女子・フリー」(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
アリサ・リュウ(米国)がSP3位から、逆転の金メダル。米国勢としては2002年のソルトレイクシティ五輪のサラ・ヒューズ以来、24年ぶりの金メダルとなった。
表彰式を終え、「この瞬間を皆さんと分かち合えることができて、とても嬉しい。こんな大きな舞台に立てて、本当に幸せです。本当に大きな満足感があります」と笑顔。金の新しい衣装については「これが今までで一番お気に入りのドレスなんです。それも特別な理由のひとつです」と明かした。
フリーで会場を魅了する圧巻演技を披露した。冒頭の3回転フリップ、続く3回転ルッツ×3回転トーループも着氷。会場から手拍子が巻き起こる中、勢いに乗ったまま3回転ルッツから3連続のコンビネーションジャンプも成功させた。
演技を終えると、歓喜の雄たけび。150・20の高得点をたたき出し、トータル226・79でトップに立った。客席で応援していた男子のイリア・マリニン(米国)も立ち上がって拍手を送った。
メダルに執着心を示していないことが話題となったが、会場から浴びた大歓声が何より嬉しかった。「忘れられないのは演技を終えた後に聞こえた歓声です。観客の皆さんと心がつながっているように感じて、『もっとこの場所にいたい』と思いました」。
6位に終わった前回北京五輪後に一度、現役を引退。昨季復帰すると、世界選手権優勝やグランプリファイナル制覇と結果を残した。今大会も、存分に力を発揮した。
愛嬌(あいきょう)たっぷりの20歳は「家族や友達も客席にいて、みんなのために最高の演技を見せたいと思った。観客の皆さんが笑顔なのを見ると、私も自然と笑顔になります。私はポーカーフェイスができないタイプなんです」と、笑顔を振りまいた。
