バレー男子 痛恨逆転負け直後にコート上で円陣 選手の表情厳しく ドイツと2時間超の激闘 ポイント1が収穫か

 「パリ五輪・バレーボール男子・1次リーグ、日本2-3ドイツ」(27日、パリ南アリーナ)

 日本はドイツにフルセットの激闘の末敗れ、黒星発進となった。ポイント1は獲得したが、52年ぶり金メダル獲得へ厳しい船出となった。

 試合終了直後、主将の石川が声をかけコートで円陣を組んだ。選手たちは厳しい表情を浮かべる中、ゲームのポイントなどを修正点を確認したとみられる。

 石川は「1セット目から自分のバレーができなかった。五輪を意識しすぎていた」と明かした。その上で「勝てる雰囲気が出過ぎていた。余裕が出ていた」とチーム状況を吐露。「ここから上がっていくしかない。これで終わるようなメンバーではない」と力を込めた。

 西田は「いつもうまくいってたところがうまくいかなかった。それを打開するのも自分」と前を向いた。高橋藍は「1セット目が調子を上げれず、チームがリズムを作れないところに影響した」と反省しつつ、「2セット目、3セット目と切り替えられたことはいいポイントだったかなと思います」と語った。

 収穫はポイント1を獲得できたこと。日本時間31日に行われるアルゼンチン戦へ仕切り直しが求められる。

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