バドミントン 山口茜が4強逃す「思い切ってやれたと…」と涙で声詰まらせ 世界1位相手に惜敗 3大会連続の8強でメダルに手が届かず

 「パリ五輪・バドミントン女子シングルス・準々決勝」(3日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 世界ランキング6位の山口茜(再春館製薬所)は同1位の安洗塋(韓国)に1-2で敗れ、自身初の4強進出を逃した。

 山口は「思い切ってやれたと思いますし…。いいプレーもあったと思います…。声援もあって…すごく楽しい時間だった。結果がすべてではない、それ以外のことを感じられたのかな」と涙で声をつまらせながら激闘を振り返った。

 第1ゲームは序盤から山口がリードする展開。柔らかなシャトルコントロールで相手を前後に揺さぶり、一時は10-5とリードした。そこから10-9と追い上げを許したが、15-14から5ポイント連取で一気に突き放して、21-15で先取した。

 続く第2ゲーム、序盤は1点を取り合う展開に。しかし、5-4から4ポイント連続で奪われるなど、6-11で前半を折り返した。その後は相手の強打に苦しめられながら追いすがったものの、17-21で落とした。

 最後の第3ゲームはフィジカルに勝る安に対して、山口は必死に食らいつく。コートに倒れ込みながらもレシーブする場面もあったが、1-1から5連続ポイントを許して、1-6とリードに。その差を縮めきれず5-11と劣勢のまま折り返した。最後の気力を振り絞って牙城を崩そうとしたものの、最後は精根尽き、8-21で4強進出はまたもならなかった。

 元世界ランク1位の山口は、世界選手権2連覇の実力者ながら五輪は2016年リオデジャネイロ大会、21年東京大会ともに8強止まり。「過去2回は泣いて終わっている。笑顔で終われたら」と、三度目の正直でパリの舞台へ臨んでいた。

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