岡本碧優は4位で涙が止まらず「最後乗れなくてとても悔しい」果敢に逆転狙うも転倒
「東京五輪・スケートボード女子パーク・決勝」(4日、有明アーバンスポーツパーク)
世界ランキング1位の岡本碧優(15)=MKグループ=は逆転を狙った最終演技で転倒。惜しくも4位となった。
岡本は果敢に攻めたが、「最後のフリップインディが乗れなくて、とても悔しいです。乗りにいったが、乗れなかったです」と涙が止まらず。競技を終えると、仲間たちが駆け寄ってきたことには「とてもうれしかったです」とうなずいた。
初めての五輪。「とても大きい舞台で、他の世界大会と同じくらい緊張した。前のコロナで一年延期になったときに自分の気持ちに負けてだらだらしてしまった部分が大きくて、今回にもつながったとコーチにも言われ、自分も思っている。そこを埋められるように練習を頑張ろうと思いました」と、次を見据えた。
四十住さくら(19)=ベンヌ=が金メダル、12歳の開心那(WHYDAH GROUP)が銀メダル。日本勢の表彰台独占は夏冬通じて五輪では6度。1972年以来の7度目はならなかった。
◆岡本碧優(おかもと・みすぐ)2006年6月22日生まれ。愛知県出身。小学2年の時、「兄がやっていて楽しそうだった」とスケートボードを始める。12歳でデュー・ツアー優勝。18年世界選手権パーク競技に出場し5位。