【競馬】新潟直線競馬のデータを分析してみた

昨年のアイビスSDを制したアールアットワンス。右は2着のライオンボス=21年7月25日
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 7月30日から夏の新潟開催がスタートする。新潟競馬場の名物と言えば直線1000メートル競馬で、7月31日にはG3のアイビスサマーダッシュが行われる。そこで今回は直線競馬のデータ(7月24日終了時点)を見直してみた。

 まずは騎手。ここ数年で歴代勝利数の3位村田一誠元騎手と4位西田雄一郎元騎手と8位蛯名正義元騎手が調教師に転身したことで、ベスト10に入っている現役騎手は5人になった。その中で勝利数(25勝・2位)、勝率(14・8%)ともに好成績を収めているのは柴田善。近走はこの舞台で騎乗機会は減っているが、騎乗してきた時は注目だ。

 ベスト10には入っていないものの、目立つ数字をマークしているのがM・デムーロ。勝率26・3%、連対率36・8%と好成績。ただ、サンプルが19鞍と少ないだけに当てにはしづらい。ほかはライオンボスとのコンビで活躍した鮫島駿と、ダイメイプリンセスの秋山真も好成績ではあるが、特定の馬で稼いだ数字という点は気になる。

 そこでじっくりデータを分析して浮かび上がったのは内田博。勝利数は10勝(14位)で、勝率11・1%、連対率21・1%と目立つ数字ではないものの、特定の馬に騎乗して記録した成績ではない。しかも、勝利馬の最軽量は53キロで、直線競馬で有利と言われている軽い斤量の馬もいないという点も強調できる。

 次に馬番。勝率は1番(3。4%)、2番(3・2%)、3番(4・7%)、4番(5・4%)、5番(5・0%)、6番(6・5%)、7番(4・8)、8番(6・7%)、9番(5・8%)、10番(6・8%)、11番(5・6%)、12番(7・9%)、13番(7・9%)、14番(6・8%)、15番(8・8%)、16番(9・0%)、17番(8・5%)、18番(9・8%)。やはり予想通り外枠有利。特に12番より外は好成績で、これがひとつの目安となる。

 面白いデータとして馬体重。勝率は399キロ以下(2・3%)、400~419キロ(2・6%)、420~439キロ(5・0%)、440~459キロ(6・1%)、460~479キロ(7・3%)、480~499キロ(7・8%)、500~519キロ(6・9%)、520~539キロ(7・2%)、540キロ以上(9・4%)と、大型馬が活躍する傾向にある。

 今年のアイビスサマーダッシュは、藤田菜七子騎手(スティクス)と今村聖奈騎手(オヌシナニモノ)が騎乗予定で、大きな注目が集まっている。ファンの馬券の参考になればと思います。(デイリースポーツ・小林正明)

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