【スポーツ】皇治 朝倉のブレイキングダウンCEO兼選手としての復活を願う「負けた後にしっかりやっていた。あれが本来の姿」

 大みそかの「RIZIN.45」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の三浦孝太戦でMMAデビューする皇治が、格闘技界隆盛へ、朝倉未来にブレイキングダウンCEOとスター選手の“二刀流”としての復活を願った。

 皇治も同じような立場で格闘技界に携わることもあり、朝倉にエールを送りたいという思いは少なからずあるようだ。自身も格闘技イベント「NARIAGARI」をプロデュースし、選手兼運営側として、日々奔走する立場。朝倉が衝撃のKO負けを喫した「FIGHT CLUB」のYA-MAN戦後について、皇治は朝倉のSNSでの姿勢に共感した。試合直後の引退表明から一転、朝倉は「精神と体のダメージが抜けるまで、格闘技を休憩させてください。血へどを吐くような努力をして、来年必ず強い姿で戻ってきます。まだ心の炎は消えていない」とファンに選手としての復活を果たすと投稿。皇治は「彼は負けたあとに、しっかりやっていたじゃないですか。あれが本来の姿やと思う」と賛同した。

 選手としての知名度と経営者としての手腕を発揮し、両立できる選手は果たしてどれだけいるか-、と皇治は投げかける。数少ない貴重な人材だからこそ、格闘技界の発展へ、苦しい中でもやり抜いてほしいと願っている。19日の敗戦から朝倉は3日後にはブレイキングダウンの前日計量、27試合の会見に全て立ち会った。翌日の試合当日も13時以降、解説者、CEOとして、10時間以上の業務をこなした朝倉。疲労が抜け切れていないことに加え、運営側として活動する過酷さで疲労がたまっていくと心配する向きもあるが、皇治はそういう声をシャットアウトする。「僕も朝倉君も自分で選んだ道じゃないですか。(両立は難しいという声は)簡単に言ったら、結婚してるから、仕事が難しいですって、言ってるみたいなもの。男の人がね。自分が決めて結婚したんだから、それに対して仕事ができないとかは言い訳にならんやろと思うので、朝倉君がどうこうとは言わないですけど、僕は自分で決めたことなので言い訳にしない。彼も一切、言い訳にしていないですよ」と言う。

 「しかも格闘技をやりつつ、(経営者を)できる人物は少ないし、若い選手の道になっていることは本当にいいことじゃないですか」と、業界に影響力のある人物だからこそ両立してほしいと願っている。

 自身も4月の芦澤竜誠戦に敗れ一時は引退を表明後、現役を続行を宣言した。理由について「やっぱファンですよね。俺たちは勝手に、殴り合いをしてるだけなのに、第三者が応援してくれるというのは奇跡なんでね。こういう人たちをガッカリさせて終わるのは、男として格好良くない。あの負け方は俺の中で格好悪い終わり方なんで、しっかり笑顔にさせて去っていかないといけない」と朝倉同様、自身も復活への思いを明かす。「MMAは楽しくやっているので、ここから僕はUFCに行きますよ」。自身も両立しながら、盛り上げていくことを約束した。(格闘技担当・水足丈夫)

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