【野球】本塁打王の巨人・岡本和が舌を巻く阪神・村上の成長と才能 直球の質向上に驚き

 今季41本塁打で3度目の本塁打王に輝いた巨人・岡本和真内野手(27)。日本を代表する主砲が一目置く投手がいる。母校・智弁学園の2学年後輩、阪神・村上頌樹投手(25)だ。今季セ・リーグMVPと新人王のダブル受賞という快挙を成し遂げた右腕に対して、岡本和が舌を巻いた成長と才能とは。

  ◇  ◇

 衝撃の投球を目の当たりにした。4月12日・阪神戦(東京ド)。巨人は公式戦初対戦となった虎の先発・村上にきりきり舞いさせられた。7回を完全投球という屈辱を味わった試合で、智弁学園の2学年先輩である岡本和も1三振を含む2打数無安打と圧倒された。

 岡本和はシーズンを通しても村上を打ち崩せなかった。今季通算対戦成績は4打数無安打。「僕の時だけコントロールめちゃいい。球速も速くなっている気がする」とジョーク交じりに苦笑いを浮かべつつ、その投球に舌を巻いた。

 高校時代の村上の投球を見て、才能を感じ取っていたという。「ああいう球筋、真っスラ系は変わってない。(高校でも)実際、打たれていなかった」と振り返る。

 プロ入り後の成長ぶりは、目を見張るものがあったという。実際に対戦して「精度もスピン量も球速も全てレベルがかなり上がっている」と直球の質に驚かされた。

 今季、村上はセ・リーグMVPと新人王のダブル獲得という快挙を果たした。岡本和は11月末の「NPB AWARDS」で再会。「まじでうれしい。一緒にやった後輩だし、後輩がプロに入って活躍してタイトル取って、こうやって会えるのは、なかなかないこと」と素直に喜んだ。

 打撃にも注目しており、「(高校時代)バッティングが良かったんで。来年はバッティングも注目です」と持論を展開した。ただ、感心しているばかりではない。「次は打てるように頑張りたい」。来季こそ先輩の意地を見せる。(デイリースポーツ巨人担当・伊藤玄門)

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