楽天・田中将大のトンボがけに抱いた違和感と既視感

守備練習後に自らトンボでグラウンド整備をする楽天・田中将=金武町ベースボールスタジアム(撮影・出月俊成)
練習中にも田中将を中心に笑顔がこぼれる楽天投手陣=金武町ベースボールスタジアム(撮影・出月俊成)
ブルペンで高田孝(左)の投球を見つめる楽天・田中将=金武町ベースボールスタジアム(撮影・出月俊成)
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 守備練習後に自らトンボを手にグラウンドを整備する楽天・田中将大。撮影データを見直しながら違和感を覚えた。ヤンキースで長年先発を務め、年俸も20億を超えた男がトンボがけだって?

 これは全くの偏見であり、そう感じてしまった自分を恥じ入るばかりだ。だが、撮影中は全く違和感は無い。むしろ既視感しかなかった。渡米前に彼を取材した時の見慣れた光景であった。

 8年ぶりのNPB復帰となった今キャンプ。投手陣の一員として笑顔で声を張り上げている姿は8年前と何も変わってない。まるでずっと「楽天のマー君」だったかのよう。涌井の「日本ならボールやろ!」と突っ込む声を聞き、メジャー帰りを認識させられるぐらいだ。

 一方で以前と違う彼も感じる。ブルペンの後ろに立ち、じっと後輩が投げるのを見つめる姿。投球練習後に捕手に語りかける目。いずれもどっしりと落ち着いた風格を感じる。「聞かれれば何でも答える」の言葉通り、後輩捕手の質問に答える姿はある種、達観した境地から諭すかのよう。これは以前は感じなかった姿だ。

 渡米前の田中将。そして渡米後の田中将。その両者を持つ彼がチームへもたらす効果は想像以上のものかもしれない。今年の楽天が楽しみだ。

(デイリースポーツ・出月俊成)

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